やっていく気持ち / 2023 年

どの場面でも 「バランスシート（BS）に見えない資産」の部分をどう活かして、さらに大きくするかは行動の根幹として意識した。ここでの「バランスシートに見えない資産」とは、自社への信頼や期待値や人脈といった社外ステークホルダーとの関係値に関することや、人的資本、チーム・組織の過半以上で共有できている思想（この点は人的資本経営の文脈に通ずる）のことを指す。

BSで見える物で語るのは簡単だけど、組織というものはそれだけではなく様々な見えない物で成り立っていると思ってる。特に「人の感情や気持ちといった物」は同じに見えても同じじゃない。きっと同じものは一つもない。そういった無形なものを大事に出来るか次第で、組織の生産性や、生み出されるものの価値は変わると思ってる。

大事な業界動向がニュースで流れてきた頃には手遅れだった、いつか一緒に働きたい他社の天才が気がついたら転職していた、等が典型的な例だ。適切なチャンスを掴むには、まず自分がそばに、できれば渦中にいなければならない。

今直ぐGPTに飛び込むべきかというとそうではないが、この数年はNFTを始めとしたweb3や、ChatGPTのリリースをかわきりにLLMが大爆発して話題になり、そして様々なAI系プロダクトの進化を目の当たりにした１年だった。自分たちのプロダクトで今すぐAIでなにかは無いにしても、普段から接しておいて飛びつくべきと思った時に飛びつける状態にしておくこと、そもそも飛びつくべきタイミングに「飛びつこう」と考えられる状態になるために、今は不要かもしれない事でも、アンテナを張り巡らせたり、すでに日常に組み込んだりして、準備し続けるということはとても大切だなーと思いました。

事業の急激な成長を作るのは多くの場合リーダーの能力のおかげではない。

LayerXの松本さんと話をするたびに気付かされるんですが、

AIの話にも通じるけど、結局リーダやマネジメントと呼ばれる人達が、理解して挑戦するという考えを持てるかどうかで、組織の力を活かすも生き殺しにするも決まるんだろうなと。

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