約5年間のCTOというロールを終えて、そしてこれから

Date
December 6, 2021
Private
用語

まず最初に界隈で恒例の写真を

image

改めてにはなりますが、2017年3月の創業日からコミットし続けた、マネーフォワードケッサイ(旧MF KESSAI)株式会社 取締役 CTOを2021年11月30日に退任してました。

※写真は創業時に利用していた大手町ビル(改装後)です

今後の予定

12月1日から何するの?ってプライベートで質問いただけるのは嬉しいことですが、以下のように答えています。

  1. 直近は本社であるマネーフォワードに移動して、グループとして大きくなり続けているマネーフォワードのコーポレートインフラ領域の課題に向き合い今後に向けた土台の初期構築を行う予定です。(詳しくは後述します)
  2. 次を決めての退任と退職では無いため、1に向き合う時間を終え次第ニートを予定しています。つまり現時点では春くらいには一旦ニート予定です。

コーポレート領域に向き合う時間

僕はCTOではありましたが、もう一つの役割として創業期からコーポレートエンジニアリング領域(情シスなど)にも責任をもって取り組んできました。

ケッサイ社はマネーフォワードとして最初のグループ企業だったため、グループとしてどうしていくかは手探りで進めてきた感じです。その後もM&Aや新たに立ち上げるなどしてマネーフォワードグループは成長を続けております。

個社ごとに関しては問題ないことも多いですが、グループ間での情報のやりとりや、挑戦などによるグループ移動、更にはグループとしてある一定以上のセキュリティの担保など、グループのステージや規模が進めば進むほど課題が増えてきます。前述した通りですが春頃にはニート予定ではありますが、そこまでの期間で以前から課題に感じていて議論をしていたこの領域を、グループ視点をよくしる僕が推進して土台を整えて行くことで、今後グループ会社が悩むことなくドメイン領域に集中して成長していけるようにしたいと考えています。

ニートのさきへ

いつまでもニートできるわけじゃないのが悲しい所。ニートできるだけましでもありますが。

2022年1月に迎える「エンジニア35歳定年説」の35歳になることと、ライフステージの変化もあって、以前からもう一度スタートアップ初期フェーズに飛び込みたいという思いを実現するには、このタイミングかなという思いがありました。そのため次どこに行くかは未確定ではありますが、これからの時間を使って自分を振り返りながら、今後何をしたいのかを整理して、そして飛び込みたい!と思えるスタートアップに出会えればいいなと思ってます!!

少なくてもこれまでの経験の中で、自分の軸はこれだなーというのはあって CTOやSRE、そしてコーポレートエンジニアリング領域で課題に向き合って来て感じているのは、今後少子化が進む中でも日本経済を前に進めていくためには、DX(この言葉を使いたいわけじゃないけど、定義的に都合がいい)を生み出し推進していくことがとても大切だと考えています。 これは社内のDXはもちろんですが、提供する価値としてのDXも含まれます。PCのセットアップという行為を無くすことで生み出す効率、経費申請などのワークフローを忘れさせることで生み出せる効率、プルリクエストのレビューを人が見る総量をへらすことで生み出せる効率、まだまだ色々な観点で従来の考え方を捨て新しく組み直すことでできることは多いと思います。 ※もちろん言葉どおりに実現するだけでは、問題しか起きません。それを支える仕組みや文化を作り上げていくことが大切です。あとは変化を受け入れ変化に向き合い続ける事

CTOとしてのこれまでを振り返ると一番大切にしてきた事は「変化を起こし続ける事」かもしれません。

おこせた変化も多いと思うし、起こそうと思ったけどやりきれず変化が小規模になってしまったこと、そして起こした変化がいい結果になったことや、その反面とてもネガティブに働いたことなど振り返ると、多い。そういう意味では「変化を起こし続ける」という点では実行し続けることはできたが、「変化の先により良い未来を作る」は結果はまだまだ見えないことが多いのかもしれない。

最後に

退職エントリ的な投稿としては、ここまでにしておきますね。 で、結局CTOとして何してきたの?とか、shinofaraってそもそもスキル何があって何ができるの?とかはまた別に書いていきます!

いろいろURL

そんな来ないかもしれませんが、いろいろな企業様のお話を聞けると嬉しいなと思ってます!!

「僕と、Meetyしてよ」

shinofaraについて

shinofaraのこの数年してたこと